こんにちは。もう2月って、早いものです。
最近の患者様の症例で、腕の痛みを訴える方がいらっしゃいました。
指の動きも悪く左右差がはっきりしています。
特に片方の小指の動きが悪いとのこと。でも、そんなに気にせず長年過ごしていらっしゃったようです。
通常、手も足も小指って何のためにあるのかわからないくらい、使ってない気がしている方も多いと思います。
でも、でも。手の小指の動きが悪いせいで洗い物をしていてもすべり落ちたり肘や腕の動きも悪くなったり。そして、足の小指の動きが悪いと体重のかけ方がおかしくなってバランスを崩し、膝に負担がかかったり股関節に負担がかかったりするんです。人のカラダに不要なものなど何一つないんですね。
ですから、動きが悪い、痛みがあると思ったらなるべく早く治療していただきたいです。放置しておくと、慢性的に悪い動きがクセになってしまって、改善するのに時間がかかることになります。
最初はちょっとしたことでも将来的にそこが原因で別な場所に症状が出る場合もあります。私たち鍼灸師は、今の痛みや動きの悪さの原因を探します。今、症状が出ている場所ではないかもしれません。
カウンセリングや問診の際には、その場所と関係がなくても、過去に何かあったら既往歴として思い出してみてくださいね。