こんにちは。美容鍼灸師の柴田です。
３月18日の日曜日は、鍼の勉強会に行ってきました。
私が鍼の主軸としているのは「整動鍼」という技術なのですが、その仲間が集まって師事している先生とともに勉強させていただいています。
いろいろな症状についてや、実際にその場で症状のある先生が名乗り出て、治療方針を検討したりして、難しいけど楽しいひとときです。
その「整動鍼」を使って、脳の変化を研究していただける、というお話しがあり、帯広の北斗病院にて鍼と脳波などの研究が始まっています。
実際に研究に携わっている先生が勉強会で、その時のお話しを聞かせてくれるのですが、「癌」の疼痛に対する鍼もとてもよく効果が出て、患者さんに喜んでいただけたそうです。そんな話を耳にすると本当に嬉しいことだし、鍼の未来への希望に感動しました。
医師から承諾を得られないので鍼治療が受けられない方もいらっしゃると聞きます。
もちろん、薬の効果などを測定したり、薬の選定をしている場合は他のなんらかの刺激は選定の邪魔になります。ですから、医師が承諾しない場合があるのは当然です。
しかし、北斗病院のように薬で痛みを緩和することしかできない、運動機能へのアプローチに限界を感じている患者さんに対して、もし鍼に効果があるなら導入してみましょう、と思っていただけることは大変ありがたいですし、同時に脳波を測定することで、痛みの緩和に役立つということ、どのツボにアプローチすればどこの痛みが緩和されるのか、ということが統計的なものではなく、研究や医師の論文によって証明されることで、おそらくこれからのホスピスには欠かせない治療のひとつになるのではないでしょうか。
もちろん、「整動鍼」は肩こりや腰痛のように、一般の方が生活する上で「痛み」が動きを制御してしまうことに対して改善できる技術ですから、一方で「あ、いたたっ！」という場合にも、そしてもう一方で病気による常に痛み、鎮痛剤を手放せない痛みの場合にも利用できる技術です。
当サロンは、美容鍼灸に特化していますが、フェイスラインのお悩みには、おカラダの状態（肩こりや首こり）も関わっていることが多いです。
自律神経へのアプローチとともに、すぐに効果がわかる「整動鍼」も知っていただきたいですね。